“誰一人取り残さない(no one will be left behind)”

先日大阪で、議員が集まり、自然災害時の対応について勉強しました。
この数か月間西日本では、地震、水害、猛暑といった自然の猛威に苦しんでいます。
これらは、経済的、体力的に弱い立場の方々に深刻な打撃を与えます。
参加議員等で以下の点を話し合いました。

・目に見えないニーズを把握する。
・市民の生の苦悩に近づく努力をする。
・“誰一人取り残さない(no one will be left behind)”

何としても生きる気でやらなあかんのや!

「通信制高校だから全日制に勝てる」(幻冬舎)を読みました。
これは相生学院高等学校という通信制高校に関する本です。
この高校はいじめや不登校などで苦しんできた子供達の可能性を引き出すことを得意としています。
彼らを粘り強く応援し、進学・就職だけでなく、テニス・ボクシング・ゴルフなどでトップレベルの成績を修めています。
同校のテニス部が創部4年目で、全国大会準優勝した際の以下の記述に感銘をうけました。

「私(同校の森理事長)は、目の前で優勝校が胴上げをしているのを見ながら、準優勝を喜んでいる生徒たちに言いたいことがありました。彼らが強豪・柳川を相手に準優勝できたことをあまりにも無邪気に喜んでいたからです。
私は激しく怒ったふりをしてこう言いました。
『君ら、準優勝、よくやったと喜んどるけど、それ喜べることと違うやろ。優勝と準優勝では順位が1つ違うだけやない。もっと決定的に違うんや。
大体、君たちが生まれてここに存在するのは、父親の何億の精子のたった一つが勝って受精したからや。
けどこの一つ以外は全て死んでしまうんや。
テニスもこれと同じや。
優勝以外は受精しなかったのと一緒。死んだのと同じ。
優勝と2位以下は生と死の違いなんや。絶対喜んでなんかおられへん。
生きるには優勝するしかない。
死ぬ気でやるとかよく言いよるけど、それより大事なんは生きる気や。
優勝せな生きられん、何としても生きる気でやらなあかんのや!』」

その5月後のインターハイで、選手達は、試合前に円陣を組んだとき、地面を踏み鳴らしながら、『俺たちは優勝するために来た!優勝以外はない!』と雄たけびを上げました。
そして、同校は勝ち進み、決勝戦で再び柳川高校と闘い、初優勝しました。

7月15日(日)同志の皆様と、「地域循環型経済勉強会ー住民参加による持続可能な地域社会を目指してー」という研究会を開催いたしました。市民、政治家、経営者、大学関係者等様々なバックグラウンドの方々が御参加くださいました。各自の活動、研究に基づいて、いかに持続可能な地域社会を創るか発表、議論いたしました。次回は今月22日㈰15時から別府で開催いたします。まず地域課題と地域資産の棚卸しをしたく思います。参加費は場所代、資料代、ドリンク代込みで500円です。皆様の御参加お待ちしております。『100の議論より1 の行動』をモットーに一緒に子孫に誇れる新しい物語をこの故郷に紡いでいきましょう。

先日、申義堂において、人間学の勉強会に参加いたしました。ここは趣深い江戸時代の寺小屋です。ここで以下の吉田松陰の言葉等を素材に議論をしました。  「天下の大患は、その大患たる所以を知らざるにあり」(=今危機にあることを知らないことが最大の危機だ)。    この会は参加費無料です。すべての方々に開かれています。参加者は優しい方々です。 一度見学をしてみたい方、メッセージをください。

高砂市北本町のゲマインシャフトで今夜18時半から、故郷の歴史に関する勉強会を開催いたします。
先人たちの治水に関するご苦労などの発表の後、現代的課題を議論する予定です。
参加費は資料代・飲み物代込で500円です。
ご参加くださると幸いです。

本日は工楽松右衛門旧宅を見学しました。 彼は、江戸時代の発明家です。 子供のころから創意工夫が好きで、性能の良い帆布を発明し、財をなしました。 彼は、この製法を独り占めすることなく、広く伝承しました。 彼は以下の言葉を残しています。 「人として天下の益ならん事を計らず、碌碌として一生を過ごさんは禽獣にも劣るべし」(=人として世の中の役立つことをせずに、ただ一生を漠然と送るのは鳥や獣に劣る)