未成年の保護観察対象者の住居確保について

本日、議会において以下の一般質問をさせていただきました。

 

【大項目】 未成年の保護観察対象者の住居確保について

 

【質問の背景】  加古川市再犯防止推進計画によると、加古川市における刑法犯認知件数は減少傾向にあるにもかかわらず、検挙者数に占める再犯者の割合、つまり再犯者率は増加している。これは全国的な傾向である。この傾向をうけて平成28年に施行された再犯の防止等の推進に関する法律4条第2項において、地方公共団体は、再犯の防止等に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地域の状況に応じた施策を策定・実施する責務を有すると規定され、また同法5条第2項においては、国及び地方公共団体と民間団体その他の関係者との緊密な連携協力の確保に努めなければならないと規定されている。私は、保護司として活動させていただく中で、保護観察対象者が抱える課題と向き合ってきた。保護観察対象者が再犯を犯すことなく立ち直るためには、メンタルケア、就労、金銭等様々な要素に対する配慮が必要であるが、とりわけ安心安全な住居の確保が必要であると痛感している。確かに各種団体の施設等保護観察対象者に対して居所をご提供くださる団体は存在している。しかし、保護観察対象者が真に立ち直るためには家庭的な温かさの中で、自分は慈しむべき大切な存在であることを心の底から確信する必要があると考える。保護観察対象者の住居確保に際しては、保護司が、その人脈を活用して探しているのが現状である。しかし、この限られた人脈では適切な住居を見つけることができない場合が少なくない。仮に見つかったとしても、その善意の方に負担が集中する傾向にある。例えばご高齢の方が自宅の一室をご提供くださっても、未成年である保護観察対象者と大きな年齢差があることに起因した生活スタイルの齟齬、たとえば起床時間やスマホとの向き合い方などの大きな違いからストレスがたまり、早晩同居困難になる可能性がある。そのような社会背景のもと、保護観察対象者に継続的に安心安全な住居を確保し、再犯を防ぐためには、可能な限り多くの市民の協力が必要と考えることから以下の質問をする。

 

【小項目1】 未成年の保護観察対象者の住居確保について

 

【質問事項】 市主導による保護観察対象者の住居確保の具体策についてどのようにお考えか。
【質問の背景】 加古川市がイニシアティブをとり、子育てが終わったばかりで、未成年者と同居する感覚が鈍っておらず、体力的にもまだ余裕のある夫婦等に広く協力を要請し、協力可能家庭をデータベース化し、保護司から協力要請があった場合に住居確保のマッチングに協力することを希望することから質問する。

 

【以下答弁と再質問、省略】

 

【最後に】

壮絶な生育環境を経験してきた未成年の保護観察対象者に、ひと時でも家族的な愛情に触れていただき、大人や社会に対する信頼を回復していただきたいです。

これは優しさやヒューマニズムという問題だけではありません。

日々迷いの中で生きている彼ら彼女らが反社会勢力に取り込まれることがないように、将来の行政コストの観点からも大切なことだと信じています。

その点、強く意識して施策を打ち出していただきたいです。

 

以上

 

 

 

 

経済活動、社会活動を正常化しましょう

WHOによると、無症状の感染者が、感染を広げる可能性は極めて低いとのことです。そろそろ経済活動、社会活動を正常化しましょう。コロナ感染による健康被害よりも社会活動、経済活動の停滞による弊害の方が大きくなりつつあります。https://www.cnbc.com/2020/06/08/asymptomatic-coronavirus-patients-arent-spreading-new-infections-who-says.html?__source=sharebar%7Cfacebook&par=sharebar&fbclid=IwAR1-oVEbCmRUtj_FsnmiYdC7kPSQxznMCH3gNCUEY0jYvLH4nYr-nDPzufw

「恩送り」の実践と鋭敏な感性、行動力

Cafe&Dinner Spoonの飯田祐作氏のご講話を聴かせていただきました。ジビエとクラフトビールを味わえるお店を経営されておられます。受けたご恩を次の方に送る「恩送り」の実践と鋭敏な感性、行動力でこの試練の時期を乗り越えてこられたことに感銘を受けました。