人口流出対策待ったなし

加古川市は転出超過1086人。
これは全国ワースト9。
市は人口ビジョンを策定。
ただ、県内市町間で移住・定住者の獲得競争が活発化しており、今後より効果的な施策を打ち出せるかが重要となる。

子どもが認可保育園に入れない「待機児童」の問題も残る。
今年4月現在の待機児童数は17人にまで改善した。
ところが、実際にはこの春に入所出来なかったこともが計97人いた。
また保育所不足も深刻だ。

さらにごみ減量も道半ば。
2022年度に稼働予定の広域ごみ処理施設への搬入の割当量は市のクリーンセンターでの処理量を20%も下回っている。
超過分は独自処理が求められる。
(今朝の読売新聞)

人は経済的な合理性のみで行動するわけではない

地方で若者が就ける職が単一的になりつつあるのではないか。
そういう状況が進むと東京との格差はますます大きくなる。
ただ人は経済的な合理性のみで行動するわけではない。
生まれ育った場所だから、発祥の地だから頑張るという人や企業をどれだけ集められるかが重要だ。
同様に経済の理屈では計れない部分、自然環境や人間関係の素晴らしさなどを伸ばすことは、強みになる可能性がある。
加古川市は面積が広く、加古川駅や東加古川駅などに核が分散し、人口集約はなかなか難しい。
面積が広い分、山や川など良い資源がある。
北播磨との連携は大きな可能性がある。
そういう強みを生かして、明石とは違う道を探るべきだ。
(今朝の神戸新聞)