「人生で一番大事なものは何か」

私が尊敬する稲盛和夫氏は、
「人生で一番大事なものは何か」
の質問に以下のように答えておられます。

「一つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。…
(私が)、ただ一つだけ自分をほめるとすれば、
どんな逆境であろうと不平不満を言わず、慢心せず、今、目の前に与えられた仕事、
それが些細な仕事であっても、全身全霊を打ち込んで、
真剣に一所懸命努力を続けたことです」

「それともう一つは、やはり利他の心。
皆を幸せにしたいということを強く自分に意識して、
それを心の中に描いて生きて行くこと。
いくら知性を駆使し、策を弄しても、
自分だけよければいいという低次元の思いがベースにあるなら、
神様の助けはおろか、周囲の協力も得られず、
様々な障害に遭遇し、挫折してしまうでしょう。
”他に善かれかし“と願う邪心のない美しい思いにこそ、
周囲はもとより神様も味方し、成功へと導かれるのです。」

(月間致知7月号より)

政治家、官僚、経営者等こそ、強く強く、この言葉を肝に銘じる必要があると思います。
これらの方々がもつ権限の大きさに比例した、責任を果たさなければいけない。
偶然神様に与えられたありがたい資質を、きちんと社会に還元しなければいけない。

東播磨のふる里の将来を考える会

今夜は、つつじ野あらい亭で、東播磨のふる里の将来を考える会に参加いたしました。以下のご発言が特に印象に残りました。 「いじめによる自殺や、不登校で苦しむ子どもがすくなからずいる。なによりも安心安全な故郷を創って欲しい」。 「熱意、気、目力、発声をもっと磨いて欲しい」。 「人と人をつなぐコネクターとして頑張って欲しい」。 「苦しくて声をあげることができない人、声をあげる術を知らない人に寄り添って欲しい」。

友人のTさんとお茶をしました。彼は53歳で失明しました。しかし65歳のときエベレストに挑戦し6000メートルまで登りました。71歳現在も山スキ―、社交ダンス(関西大会優勝)、カンボジア旅行等に挑戦されています。穏やかに笑いながら「大丈夫、なんとかなる」とおっしゃっていたのが印象に残りました。

人々をつなげ、化学反応を起こし、社会変革を行いたいです。

今夜は、高砂市にある、宇治園「和の美術館」を訪問いたしました。まずは薄茶をいただきました。次に館長自ら、茶道具の解説をしてくださいました。「どのような分野であっても、一つの道を究めれば、茶道具の価値が分かるようになってくる」というお言葉が印象に残りました。ここでは茶道、古文書解読、聞香、表具、壺などの教室も行っています。館長の興味深いお話しを聞かせていただいていると時を忘れ、気が付くと深夜11時になっていました。東播磨には、彼のような素敵な人々がおられます。これらの人々をつなげ、化学反応を起こし、社会変革を行いたいです。この故郷には素晴らしいお宝が多数眠っていることを再確認いたしました。