妻子と高砂の砂浜に行ったことに関して、朝の勉強会でお話させて頂きました。
良く晴れた冬の午後、強い太陽の光を反射してキラキラ輝く海面を背景に、歓声を上げながら走り回る息子をみていると、世界中の子どもたちや、それに続く全ての子々孫々の幸せを心から願い祈らざるを得ません。
心から自然に湧き上がるこの祈りを自覚すると、私の両親も幼少期の私に対して同様の祈りをしてくれたことを確信します。
また幼少期の両親に対して、私の祖父母も同様の祈りをしたことでしょう。
我々は皆、1代で2名、2代で4名、10代で約1000名、20代で約100万名、30代で約10億名のご先祖様がおられます。
私たちの祖父母の世代以前は二十歳前後で次世代を残すことが一般的だったことから、30世代前はたった600年前です。
つまり室町時代に生きた約10億人の方々が、心から我々の健康、安全、繁栄、幸せを祈ってくださっているのです。
室町時代の日本の人口は1500万人ほどだったといわれています。
したがって全ての人々のご先祖様は何度も、何度も夫婦家族親戚になっていることを意味します。
つまり無関係な他人など存在しないことがわかります。
おそらくそれ以前の全てのご先祖様も同様の祈りをしてきたことでしょう。
数億、数兆、数京、数垓、それ以上の数のご先祖様の祈りによって存在し守られてきて命がつながってきたからこそ今の我々が存在するのです。
ですから私も生命の大本から連綿と続いてきた祈りを受け継ぎ、息子の健やかな成長をひたすら祈り続けるのです。