本日議会において以下の態度表明をいたしました。
「議案14号、令和4年度加古川市一般会計予算につき、態度表明をさせていただきます。
人口流出・出生率の低下・賑わいの喪失及び新型コロナウイルス等に起因する景気低迷との関係で、加古川市の財政状況は楽観できない状況が続いています。
そのような状況にあるからこそ、なお一層、市民の幸せに直結した施策を実現し、加古川を持続可能な好循環にのせるための創意工夫が求められています。
そこで特に期待している点を申し上げます。現在、市内全中学校において実施しているメンタルサポート事業を一部の小学校にモデル事業として拡充し、不登校やいじめ等の未然防止や早期対応に係る支援体制を構築することに関して、不登校やいじめで悩むすべての児童生徒や保護者の心に真に寄り添ったものとなるように内容や対象をさらに拡充していただきたい。
不登校やいじめ等の背景には発達障碍や貧困など児童生徒や保護者のみでは対応が難しい事情が隠れている場合が少なくありません。
そのような事情に適切に対応するためにはメンタルサポート事業の背後に多様な選択肢を提示できる体制の拡充が不可欠です。
たとえばこの支援体制の拡充に関連してオルタナティブスクールに対する財政支援や発達障碍の児童生徒の居場所の充実を通じて多様な学びの選択肢を児童生徒に提示できる体制を構築していただきたい。
以上を踏まえまして、議案第14号、令和4年度加古川市一般会計予算につきまして賛成といたします。」