合同市政報告書 令和2年第1号 振り返り

合同市政報告書 令和2年第1号 振り返り。
【茨木市視察報告】
茨木市では子ども・若者に対して、新たに求められる支援を具体化する取組みの一つとして子ども食堂を、「広く子どもたちに家庭的な雰囲気の食事を提供することに加え、学習や交流の場などの確保に努める団体に対し施設使用料を助成することで安定的な運営に寄与するとともに、子ども達が抱える課題等の早期発見のきっかけとする」と位置付けている。
具体的には、施設使用料補助金を含む報償金、食品衛生責任者養成講習会受講費用の支給、子ども食堂連絡会、食品衛生講習会、子ども食堂発表会を開催している。
また令和元年には茨木市食育推進ネットワークにこども政策課が参加した。これは子ども食堂を救貧施策にとどまらず、食育の一環として積極的なものとして位置付けるものといえる。
子どもの食事と、子どもが安心して過ごせる居場所の提供を促進し、もって子どもが抱える悩みや家庭環境等の問題を早期に発見することを目的として子ども食堂への運営支援をしている。
加古川市の子ども食堂は、場所、食材、ボランティアスタッフの確保、地域社会の理解を得ること等に苦労しておられると聞く。
したがってこの茨木市の市民に寄り添う姿勢を見習っていただきたいとの思いから3月議会において、以下の一般質問をさせていただきました。
【一般質問の概要】
小項目1として、「加古川市の子ども食堂に対する捉え方、連携、協力についてどのようにお考えか」問うたところ、以下の答弁をいただきました。
「子ども食堂との連携、協力については、市のHPへの掲載や広報での特集記事の掲載等による情報提供を中心とした支援を継続的に行っているところです。
また、来年度から社会福祉協議会と共同で連絡会議を設置します。
さらに、野菜の提供やフードドライブの開催情報等を積極的に発信し、地域のつながりを深めていきたいと考えております。」
小項目2として、「地域社会において、子ども食堂が受け入れられ、理解協力を得ることができるようになるために行政がなすべきことについてどのようにお考えか」問うたところ、以下の答弁をいただいました。
「地域社会において、子ども食堂が受け入れられるために本市がなすべきことは、子ども食堂について正しく理解していただくことが大切であり、多くの方々に参加していただけるよう、子ども食堂が担う地域コミュニティにおける役割を広く周知していくことだと考えています。」
【最後に以下の要望をいたしました】
未来の社会を担う子どもたちが自分の可能性を信じて、人生を切り拓いていけることが大切です。
しかし、現実には家庭の事情等によって人生が左右されてしまう場合が少なくありません。貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目指すとともに、未来を担う人材育成策として取り組むことが大切です。
したがってわが市におきましても、子どもの成長を権利として保障する観点から、成長段階に応じた切れ目のない施策を実施することを要望いたします。
FavoriteLoadingAdd to favorites

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。