札幌市で「地域公共交通政策について」勉強させていただきました。そこでは以下の点を学ばさせていただきました。①札幌市では公共交通体系整備の努力により、市街化区域のほぼ全域において公共交通で移動することが可能である。公共交通空白地域は0.4パーセントしか無い。②昭和5年から、74年間に渡り利用されてきた札幌市営バス事業は廃止され、札幌市のバスネットワークは全て民間事業者によって維持されている。この民間努力により業務の効率化、サービス維持が図られているものと思われる。ただし市営バスは多くの不採算路線を抱えており、民間への路線移行にあたっては財政的支援が課題となる。③札幌市のバス利用者数は低迷しており、民間バス事業者が自主的にバス路線を維持していけるような枠組みの構築が必要である。そのため札幌市バス路線維持基本方針を策定し、バス路線維持に係る補助制度を構築した。
Add to favorites