平成31年度重点予算要望項目(案)
1 ひとり親世帯支援
明石市は、離婚後の養育費の不払いを許さない新しいモデル事業を、全国で初めて開始します。その内容は以下の通りです。
まず市が業務委託した保証会社と、ひとり親世帯が養育費の保証契約を締結します。契約に必要な保証料は一年目に限り、市が負担します。離婚相手が養育費を支払わない場合、同社からひとり親世帯に年間最大60万円が支払われます。同社は、養育費を支払わない相手方への督促や給与差し押さえの支援等を担います。
ひとり親世帯が不安なく暮らせるように加古川市でも同事業を導入するべく予算を組んでいただきたいです。
2 地域循環型経済構築
生産年齢人口減少により、今後大きな税収の伸びは期待できません。他方、老朽化した社会インフラの更新、福祉の充実、人口流出対策、雇用創設、少子高齢化対策、賑わいの復活等自治体に対する要求は年々増大しています。
家庭で消費されるエネルギー購入費だけで年間205億円強のお金が加古川市外に流出していると推計されます。事業所等のエネルギー購入費は金銭換算困難なほど多額です。
この従来エネルギーを購入するために市外に流出していたお金の流れをかえ、市内に循環する仕組みを構築する必要があります。
また、大震災によるエネルギー供給の途絶や、国際的なエネルギー価格の変動の影響を抑制すること、異常気象の原因といわれる地球温暖化ガス削減のために、エネルギーの地産地消を進めていくべきと考えます。
この施策を推進するために担当課を設置したり、地元企業や市民を啓蒙するための予算を要望いたします。
3 大雨対策
加古川の河川敷の植物がこれ以上繁茂すると流水を阻害するおそれがあるため、大雨の際、溢水の危険性が高まります。
確かに加古川は一級河川であり、国土交通大臣が指定・管理を行います。
しかしグランド、テニスコートおよびその周辺は市が管理しています。
したがって、せめて市が管理している範囲だけでもご対応願いたいです。
4 加古川アプリ充実
システム開発事業についてですが、かこがわアプリに関して、市民が行う様々なイベント情報も網羅的かつ効率的に検索・閲覧・参加意思表示できる機能を充実させることにより、市と市民が協力しあって文化活動、芸術活動、スポーツ活動、勉強会等を盛り上げていくことを要望いたします。
5 棋士のまちPR事業
棋士のまちPR事業について、いまだに棋士のまちという特徴や魅力が全国的に十分に浸透されているとはいいがたいです。
各自治体がそれぞれの魅力のアピールにしのぎを削っています。
したがってその中に埋没しないように、駅前モニュメントの設置、関連グッズの販売、知名度の高い棋士を呼んでのイベント開催等創意工夫をして施策展開を図られるよう予算を充当することを要望いたします。
6 こども医療費助成事業
こども医療費助成事業について、所得要件が厳しいため、医療を必要とするにもかかわらず、病院に行くことができない子供が少なからずいます。
本市は決して将来を楽観できる財政状況ではありません。
しかし未来を担う子供たちの健やかな成長こそ地域の宝です。
この点考慮にいれてより利用しやすい制度となるように予算を充当していただきたいです。
7 シルバー人材センター助成事業
シルバー人材センター助成事業について、気力体力ともに恵まれた高齢者が増加しています。これらの方々の就業機会の拡大は、高齢者の生きがいの維持、および少子高齢化に伴う働き手不足や社会保障制度の存続のため不可欠です。
したがって、平成31年度予算においても着実に進めていただきたいです。
8 加古川駅周辺照明灯
交通安全施設維持整備事業の道路照明灯について、加古川駅周辺が暗いとのお声を市民の方からいただいております。市民の安全確保および、商店の賑わいの復活のためにも平成31年度予算において拡充を求めます。
9 交通安全施設維持整備事業の道路区画線
交通安全施設維持整備事業の道路区画線について、通学中の児童の安全を守る、緑色の道路区画線が途切れている箇所がございます。安全確保の観点から、平成31年度予算においても着実に進めていただきたいです。
10 こども食堂
いかなる家庭に生まれた子供にも、安心できる、温かい雰囲気のなかで食事をする経験をしていただきたいです。これは健全な心身をもつ将来の主権者育成のために不可欠です。したがってこども食堂や、おうち食堂(子育てが終わった世代シルバー世代などが各家庭で開催する小型のこども食堂のこと)への協力・後援・広報活動を行っていただきたいです。
11 総合交通政策事業
総合交通政策事業について、北九州市のような乗合ジャンボタクシーの導入、小型バス路線の増便、延伸、コミュニティ交通への転換など、地域の実情に即した取り組みをさらに進めていただきたいです。
北部地域について、公共交通のさらなる充実および、水害など緊急時にお年寄りがすぐに避難できるように、かこバス等を出動させる等、平成31年度予算においてさらなる創意工夫を求めます。
12 加古川市の魅力を体感していただくために
加古川市の魅力を体感していただくため、はとバスのように加古川市の名所を回る観光案内ガイド付きの観光バスを定期運行していただきたいです。ネット予約の際に希望があれば、英語、中国語、韓国語などに対応できるガイドを同乗していただきたいです。
13 幼稚園のエアコン
体温調整機能が未発達な幼児は特に熱中症にかかりやすいです。確かに遊戯室にはすでにエアコンが設置されています。しかし保育室には設置されていません。保育室は小中学校における教室にあたり通常保育に使用する部屋です。また、近隣の播磨町では2018年冬までに、稲美町では2019年9月までに保育室にもエアコンを設置する予定です。
したがって、加古川市においても幼稚園にエアコンを設置する予算を組んでいただきたいです。
以上