私は、本日本会議場において、平成29年度加古川市一般会計歳入歳出決算について以下の意見を述べ、賛成の立場で態度表明をいたしました。 まずシステム開発事業についてですが、かこがわアプリに関して、内外に加古川のイベント等をアピールしていることは評価いたします。今後、市民が行う様々なイベント情報も網羅的かつ効率的に検索・閲覧・参加意思表示できる機能を充実させることにより、市と市民が協力しあって文化活動、芸術活動、スポーツ活動、勉強会等を盛り上げていくことを要望いたします。 次に、棋士のまちPR事業について、棋士のまち加古川を全国にPRし、市民への将棋文化の普及啓発を図る努力していることを評価いたします。しかし、いまだに棋士のまちという特徴や魅力が全国的に十分に浸透されているとはいいがたいです。各自治体がそれぞれの魅力のアピールにしのぎを削っています。したがってその中に埋没しないように、今後、関連グッズの販売、知名度の高い棋士を呼んでのイベント開催等創意工夫をして施策展開を図られることを要望いたします。 こども医療費助成事業について、安心して子供を産み育てることができる社会の実現のため、こども医療費の助成を評価いたします。ただし所得要件が厳しいため、医療を必要とするにもかかわらず、病院に行くことができない子供が少なからずいます。本市は決して将来を楽観できる財政状況ではありませんが、未来を担う子供たちの健やかな成長こそ地域の宝です。この点考慮にいれてより利用しやすい制度となるように尽力していただきたいです。。 ESCO事業について、生産年齢人口減少により、税収の伸びが期待できないなか、従来エネルギーを購入するために市外に流出していたお金の流れをかえ、市内に循環する仕組みを構築する必要があります。したがって、ESCO事業を評価するとともに次年度予算において拡充を求めます。 シルバー人材センター助成事業について、気力体力ともに恵まれた高齢者が増加しています。これらの方々の就業機会の拡大は、高齢者の生きがいの維持、および少子高齢化に伴う働き手不足や社会保障制度の存続のため不可欠です。したがって、当事業を評価するとともに次年度予算においても着実に進めていただきたいです。 交通安全施設維持整備事業の、道路照明灯について、加古川駅南口ベルデモール周辺が暗いとのお声を市民の方からいただいております。市民の安全確保および、商店の賑わいの復活のためにも道路照明灯の設置を評価するとともに次年度予算において拡充を求めます。 交通安全施設維持整備事業の道路区画線について、旧西国街道野口神社付近等において通学中の児童の安全を守る、緑色の道路区画線や横断歩道の色が消えかかっています。安全確保の観点から、この事業に取り組んでいることを評価するとともに、次年度予算においても着実に進めていただきたいです。 総合交通政策事業について、バス路線の増便、延伸、コミュニティ交通への転換など、地域の実情に即した取り組みを評価します。北部地域について、公共交通のさらなる充実および、水害など緊急時にお年寄りがすぐに避難できるように、かこバス等を出動させる等次年度予算においてさらなる創意工夫を求めます。 最後にまとめを述べさせていただきます。今後、超少子高齢化、人口減少社会に入り税収の伸びを期待することは難しいです。他方、福祉、教育、老朽化した社会インフラの更新など市政に対する社会の期待はますます増大していきます。この難しい時代において、物心ともに豊かに暮らし続けることができる故郷を創るため、市長を始めとする関係者全員が創意工夫と果敢な実行力をもって市政に取り組んでいただくことを祈念して、認定第1号、平成29年度一般会計歳入歳出決算について認定をいたします。 投稿日時: 2018年9月28日 投稿者: つげ あつひと Add to favorites