「演劇に出演しませんか?」 8月の上旬、東淀川駅改札前で初対面のMさんは私に言いました。 私は「はい、出演させていただきます」と即答しました。 今考えるとこのやり取りは初対面の二人が行うはじめの会話としてはかなり奇妙なものです。 しかし、当時まったく違和感なくこのやり取りがなされました。 その理由は直感的本能的にこのご縁は自分にとって必要だと感じたからだと思います。 私は、その約二週間後には演劇、幽霊子育て飴に参加させていただきました。 この演劇は、何としても子供の命を助けたいという母の強い意志と、それに続く命の循環をテーマにしています。 超少子高齢化、気候変動、人間の理解を超えるテクノロジーの進歩など旧来の人類社会のシステムが限界を迎え、新しい時代の扉が開こうとしています。 この新しい時代を生き抜くためのヒントが演劇にあります。 私自身、演劇に参加させていただき、魂が喚起される感覚を覚えました。 この感覚は生きる力が弱ってる現代人の魂の救済に資するのと感じました。 すさまじい時代の変化に飲み込まれるよりも、演劇を通じて魂を喚起し、我々が見たい変化に我々自身がなりましょう。

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