「人生で一番大事なものは何か」

私が尊敬する稲盛和夫氏は、
「人生で一番大事なものは何か」
の質問に以下のように答えておられます。

「一つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。…
(私が)、ただ一つだけ自分をほめるとすれば、
どんな逆境であろうと不平不満を言わず、慢心せず、今、目の前に与えられた仕事、
それが些細な仕事であっても、全身全霊を打ち込んで、
真剣に一所懸命努力を続けたことです」

「それともう一つは、やはり利他の心。
皆を幸せにしたいということを強く自分に意識して、
それを心の中に描いて生きて行くこと。
いくら知性を駆使し、策を弄しても、
自分だけよければいいという低次元の思いがベースにあるなら、
神様の助けはおろか、周囲の協力も得られず、
様々な障害に遭遇し、挫折してしまうでしょう。
”他に善かれかし“と願う邪心のない美しい思いにこそ、
周囲はもとより神様も味方し、成功へと導かれるのです。」

(月間致知7月号より)

政治家、官僚、経営者等こそ、強く強く、この言葉を肝に銘じる必要があると思います。
これらの方々がもつ権限の大きさに比例した、責任を果たさなければいけない。
偶然神様に与えられたありがたい資質を、きちんと社会に還元しなければいけない。