402回辻説法

今朝は、東加古川駅南口周辺で辻説法をいたしました。冷たい雨が降る中、応援団長さんもいらしてくださいました。
その後は、高校時代の同期Tさんと、徳島県に移動しました。到着すると、徳島地域エネルギーの事務局長様・常務理事様・代表理事様が歓迎してくださいました。この事務局長様は、主婦、県議を経て、徳島地域エネルギーを立ち上げた、明るく、バイタリティーあふれる女性です。彼女らは、シュタットベルケの取り組みを日本全国に広げるために奮闘しておられます。シュタットベルケとは、公益事業体です。これは、電気、ガス、熱供給などのエネルギー事業を中心に、上下水道、公共交通、廃棄物処理、公共施設の維持管理など市民生活に密着した極めて広範囲なサービスを提供します。民間企業は、株主価値の最大化が事業目的です。これに対してシュタットベルケは、市民生活の最大化を事業目的にします。
今、日本では、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っています。このため、日々、莫大なお金が海外に流出しています。このお金を日本の各地域で循環することはできないでしょうか。バイオマス、太陽熱、太陽光、風力・地熱・潮力など各地域毎に最適な再生可能エネルギーのコンビネーションを見つけ、各地域の自治体、法人、個人から出資を募り、シュタットベルケを立ち上げるのです。これにより、各地域に雇用が生まれるだけでなく、従来、海外に流れていたお金が、日本の各地域の中で循環を始めます。したがって、地方都市に活気がもどり、結婚・出産・育児・教育をする意欲がでてきます。福祉財源も確保できるようになります。また各地域の人々が故郷に誇りを持てるようになり、人材の流出が抑制できます。もちろん、これまで我が国にない取り組みであることから、関係者の皆様に、このコンセプトのご理解をいただくことからして簡単ではないでしょう。しかし、以下の理由から、シュタットベルケを各地域に根付かせるべきと考えます。①現在の日本国の財政状況からして、地方を豊かにする財源は自分で稼がなければならないこと、②技術革新により再生可能エネルギーの発電効率は飛躍的に向上しており、決して各地域の電力をその地域においてまかなうことは不可能でなくなりつつあること、③各地域において、天才がその地域固有の新たな産業を生み出すのを待つよりも、これまでエネルギーを購入するために、海外に流出していたお金を地域で循環させる方が現実的であること。長文を最後までお読みくださりありがとうございました。

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